この記事では、プロジェクト ファイルを操作するための使いやすい API である Aspose.Tasks for C++ を使用して Microsoft Project データを PDF ファイルに変換する方法を紹介します。この API は、Microsoft Project を使用せずに MPP ファイルの読み取りと書き込みを提供します。 Aspose.Tasks for C++ API がインストールされていない場合は、インストール ページの指示に従ってください。

.mpp は、Microsoft Project によって導入されたデフォルトのファイル拡張子です。通常、特定のプロジェクトを構成するタスクのリストが含まれており、プロジェクトのクリティカル パスを定義できます。 PDF は、Windows、Linux、MAC などの既存のすべてのプラットフォームでサポートされている「マルチプラットフォーム」ファイル タイプです。

C++ を使用してプロジェクト MPP を PDF に変換する

Aspose.Tasks for C++ は、C++ ベースのアプリケーションでプロジェクト データを PDF にエクスポートする機能を 2 段階のプロセスで簡素化します。

  1. プロジェクト ファイルを読み込む
  2. PDFとして保存

次のコード スニペットは、プロジェクト ファイルを単一の PDF ファイルに変換する方法を示しています。

// Read the input Project file
System::SharedPtr<Project> project = System::MakeObject<Project>(dataDir + u"Project.mpp");
    
// Save the Project as PDF
project->Save(dataDir + u"SaveProjectAsPDF_out.pdf", Aspose::Tasks::Saving::SaveFileFormat::PDF);

C++ を使用してプロジェクト MPP を複数の PDF ファイルに変換する

Aspose.Tasks for C++ では、以下に示すように、SaveToSeparateFiles フラグを TRUE に設定することで、完全なプロジェクト データを複数の PDF ファイルにレンダリングすることもできます。

System::SharedPtr<Project> project = System::MakeObject<Project>(dataDir + u"Software Development Plan.mpp");
System::SharedPtr<PdfSaveOptions> saveOptions = System::MakeObject<PdfSaveOptions>();
saveOptions->set_SaveToSeparateFiles(true);
saveOptions->set_Pages(System::MakeObject<System::Collections::Generic::List<int32_t>>());
saveOptions->get_Pages()->Add(1);
saveOptions->get_Pages()->Add(4);
project->Save(dataDir + u"SaveToMultiplePDFFiles_out.pdf", System::StaticCast<Aspose::Tasks::Saving::SaveOptions>(saveOptions));

MPP を PDF に変換する際の列サイズとフォント設定の調整に関する詳細については、API ドキュメントの Convert Project to PDF in the C++ セクションを参照してください。