Extensible Markup Language(XML)は、タグを使用して情報を格納するファイル形式です。データの保存または転送に使用できます。 MPPファイルに保存されているデータを、入力形式としてXMLを受け入れるアプリケーションに転送する必要がある場合があります。一方、MPP形式に変換したいXML形式のプロジェクトデータがある場合があります。このような場合、必要に応じてMPP形式とXML形式を相互変換できます。そのために、この記事では、C#を使用してプログラムでMPPファイルをXML形式に変換する方法とその逆の方法を説明します。
XMLをMPPおよびその逆に変換するためのC#API
Aspose.Tasks for .NETは、Microsoft Project(MPP)ファイルを操作するためのAPIです。これにより、Microsoft Projectをインストールしなくても、MPP/XMLファイルの読み取りと書き込みが可能になります。 APIを使用して、XMLファイルをMPP形式に変換したりその逆を行ったりすることもできます。 APIは、NuGetからインストールするか、ダウンロードセクションから直接ダウンロードできます。
PM> Install-Package Aspose.Tasks
C#を使用してXMLファイルからMPPファイルにデータをコピーする
以下は、C#を使用してXMLファイルからMPPファイルにデータをコピーする手順です。
- Projectクラスを使用してXMLファイルをロードします。
- Projectクラスを使用してテンプレートMPPファイルをロードします。
- Project.CopyTo(Project another)メソッドを使用して、XMLファイルからMPPファイルにデータをコピーします。
- Project.Save(string filename, SaveFileFormat format)メソッドを使用して、更新されたMPPプロジェクトファイルを保存します。
次のサンプルコードは、C#を使用してXMLファイルからMPPファイルにデータをコピーする方法を示しています。
// XMLファイルをロードします
Project xmlProject = new Project("SourceDirectory\\Tasks\\CopyToProjectEmpty.xml");
// テンプレートMPPファイルをロードします
Project mppProject = new Project("SourceDirectory\\Tasks\\Blank2010.mpp");
// XMLからMPPにデータをコピーする
xmlProject.CopyTo(mppProject);
// MPPファイルを保存します
mppProject.Save("OutputDirectory\\ConvertedXmlToMpp.mpp", SaveFileFormat.MPP);
C#を使用してMPPファイルをXMLファイルに変換する
以下は、C#を使用してMPPファイルをXMLファイルに変換する手順です。
- Projectクラスを使用してMPPファイルをロードします。
- Project.Save(string filename, SaveFileFormat format)メソッドを使用して、MPPファイルをXMLファイルとして保存します。
次のサンプルコードは、C#を使用してMPPファイルをXMLファイルに変換する方法を示しています。
// MPPファイルをロードします
Project project = new Project("SourceDirectory\\Tasks\\project_test.mpp");
// MPPファイルをXMLとして保存します
project.Save("OutputDirectory\\Output.xml", SaveFileFormat.XML);
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結論
この記事では、C#を使用してXMLファイルをMPP形式に変換する方法とMPPファイルをXML形式に変換する方法を学習しました。 Aspose.Tasks for .NET APIを使用して、わずか数行のコードでこれらの変換を実現する方法を学びました。 APIは、公式ドキュメントにアクセスして詳細に調べることができるMPPファイルを操作するための多くの追加機能を提供します。ご不明な点がございましたら、無料サポートフォーラムまでお気軽にお問い合わせください。